初夏を通り越して真夏のような日差しを感じる日々が続いております。先週、既に梅雨入りした沖縄に行ってきたのですが、日頃の行いのせいか(笑)、滞在中だけは、丁度雨に降られずに、快適に過ごすことが出来ました。関東でも来週あたりからお天気が崩れ、梅雨模様になる見込みのようです。
3学期制の中学校・高校では、中間テストが終わったタイミングのところが多いかと思います(私立中高一貫校系のほうが公立より少し早いですね)。今時の学校行事(体育祭・文化祭など)は秋に行うところがめっきり少なくなって、4月及び5月に集中しています。なので、1学期中間テストは、範囲が狭い分、密度が濃くなりがちです。
定期テストは頭の良し悪しを計るテストでは全くない。完全に「勤勉さ」を見るためのものです。いかに事前の準備を怠けずに行うか。その一点に尽きます。
『家庭教師のS&T』でも、多くの生徒さんが中間テストを終えました。家庭教師導入を一つのきっかけにして、小テストと提出物の準備を、講師と一緒に毎度完璧に行うように習慣化して、その流れで授業態度も180度変わったある生徒は、先生に「お前、中身が入れ替わったのか!」と驚かれたそうです。ほんの少しのきっかけとモチベートで、生徒はすぐに生まれ変わり、羽ばたきます。嬉しい瞬間です。
大学受験を控えた高3生・浪人生は、第1回目の河合の全統マーク模試・全統記述模試を終えたところですね(河合のこの2系統の全国模試は、受験人数にスケールメリットがあり、母集団と問題難易度のバランスが良く、自分の到達度を測るのに非常に良い材料になるので、通年で受けることを推奨します)。
マーク模試7~9割に達している科目は基礎完成が近いです。特に「積み上げ型」の科目である英語と数学は、難関大を狙う場合、現時点でこれくらい到達しておいてほしいところ。6割以下の場合、緊急に対策を打つ必要があります。現役生は痛感していることと思いますが、高3生といえど、普通に通学して授業を受けながら自分のすべき受験勉強のカリキュラムを独自に行うのには、平日はとてつもなく時間が少ない。だから完全に1ヶ月以上にフリーになる夏休みは「自学」の遂行にとって命綱であり、本当に受験結果を左右するものです。その大切な大切な夏休みを意味のあるものにするために、もっと大事なことは「夏休みまでのあと一ヶ月半をどう過ごすか」、これです。
決して、勉強が手につかないほど焦る必要はない(こういった生徒は少数派です)。しかし、まだ夏休み前だからといって、余裕をもったり楽観視しては絶対にいけない(結構居ますし、浪人生ですらいます)。
受験日から全て逆算して、自分が何をいつまでにやれば合格できるのかを確定したスケジュールの通りに、日々、淡々と勉強しよう。「淡々と」、これが大事です。自学する環境がまだ整えられていない生徒は、必ず自分の居場所を作ること。私は、家では誘惑が多すぎるので、放課後は必ず予備校の自習室に直行して、そこが閉まるまでは絶対に居るというルールを自分に課していました。そこが「自分の居場所」です。人間、完璧でないのは当たり前なので、時には居眠りもするし、出歩きもします。でも、必ず自分の居場所で行ってください。
特別でない日常を淡々と自学して過ごす。これが最強の受験道です。
どんな教材を、どんなペースで、どんな割合でやれば合格できるのか。もし迷ったら『S&T』のスペシャリスト集団に今すぐご相談ください。まだ間に合います。
季節の変わり目、風邪や体調変化に気をつけて。ガンバレ、受験生。