Tag Archives: 参考書
最初の手がかりとして 歴史の教科書を読んでも内容が頭に入ってこない。どこが大切なのかよく分からない。そういった学習者向けの参考書として「わかりやすく、かみ砕いた」読本は、思いのほか広い範囲の学習者に有用なものです。 歴史が苦手という人にとって頼みの綱となることはもちろんですが、歴史の学習に取り掛かるタイミングが遅れてしまった、時間が足りない、センター試験までしか使わないのでそれなりの勉強しか必要ない、そういった学習者が参照する上でも程よい分量であるからです。 今回ご紹介する参考書は、全体的にその“程よさ”が感じられる読本であると言えます。 ビギナー向けオールインワン。とりあえずこれで。 『セン … Read more
「大学受験に備えて、歴史の勉強をしよう」 「歴史の勉強をはじめよう!」思い立って参考書を買いに出かけると、本屋さんの書棚には、ズラリと参考書・ 問題集が並んでいます。さて、どれを買おうか。迷ったことはありませんか?全然迷わなかったし、その後の学習も経過良好です、という方はこれ以上先を読む必要はありません。目標へ向けての無事の船出に、まずはおめでとうと申し上げましょう。 迷ってしまった方、あるいは良さそうなものを買ってはみたものの、なんだかしっくりこない、役に立ってくれない、という方。その原因はもしかしたら「自分には何が必要なのか」分かっていなかったから迷ってしまった、あるいは選び方を誤ったのか … Read more
尖っていない、特徴がない、ことが最大の特長。 近年で最も良質な改訂をしており、再び評価が一気に高まりました。 センター試験の第6問の長文読解は2007年まで物語文が出題されていましが、それに引き摺られて、改訂前ターゲットの中には、物語文特有の低出題頻度の難単語が散見され、受験界の潮流になりつつあった論説系長文読解に絶対に必要な論理マーカー単語(主に副詞)が大いに欠落していました。それが改訂によって逆転し、丁度、物語文特有単語が省かれ、論理マーカー単語がきっちり掲載されました。 2008年に大きな方向転換をして、現在まで一貫してセンター第6問は論説文が出題されています。早慶含めほとんどの私立でも … Read more